1989年6月4日の天安門事件で、当時の中国政府は、民主化を求めた学生デモ隊を武力で鎮圧した。その後、表立って政府に抗議することが出来なくなった民衆の鬱憤をそらすために、中国政府は「愛国教育」と称する反日教育を推進することで、その矛先を国外にかわそうとしてきたのである。それが今日の尖閣諸島(魚釣島)の領有問題であったり、2004年アジアカップ・サッカーでのブーイング問題の根源となっている。一方、拉致事件を公に認めたにも関わらず、一向に進展のない北朝鮮問題は、金総書記が動かない限りなにも進まないという特殊な国家体制が元凶となっている。もはや北朝鮮は崩壊寸前のところまできており、一触即発、なにが起こってもおかしくない危機的状態に陥っているのである。シリーズ4作目となる2004年度版は、世界を取り巻く情勢を忠実に再現し、最悪のシチュエーションを想定した衝撃のシナリオで構成されている。
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現代大戦略 2004 〜日中国境紛争勃発!〜
